日本を代表するウッディな香り

A&P LE JOURNAL FEVR 2026

本日ご紹介するのは、ヒノキです。

あなたの暮らしに喜びをと願いながら、今日も最高の精油探しを続けています。冬が近づいてきたこの時期、日本を旅行中に、針のような緑色の葉を持つヒノキ科の大きな木々に出会いました。このエッセンシャルオイルは樹皮を水蒸気蒸留して抽出されます。黄色で、レモンのニュアンスを帯びたウッディな香りがします。

 

E. HINOKI(ヒノキ)

Chamaecyparis obtusa

科名:ヒノキ科
採油部分 : 幹

ヒノキは高さ35メートル、幹の直径は1メートルに達します。樹皮は濃い赤褐色です。外観はツガによく似ていますが、柔らかく垂れ下がった枝が特徴です。葉は平らな枝に付き、最初の1年は棘状で、その後鱗片状になります。鱗片は長さ2~4ミリメートルで緑色。鱗片状の葉の根本には白い帯状の模様があります。球果は直径8~12ミリメートルの球形で、8~14枚の鱗片が対になって交互に並び、各鱗片には2~4粒の小さな種が付いています。この木は耐霜性に非常に優れています。

神話・歴史・逸話と伝統的効能

ヒノキ属の一種であるこの針葉樹は、北東アジア、特に日本が原産です。属名のChamaecyparisは、ギリシャ語の「chamai」(地面近くの)と「cyparis」(糸杉)に由来する二つの語源から来ています。自然状態では、高さ数十メートルに達するものもありますが、一部の品種は矮性種として庭園装飾に利用され、盆栽としても栽培されています。

木曽五岳の一つに数えられ、当時の武士によって保護されたこの樹は、虫害や腐敗に強いことから、伝統的な宮殿、寺院、神社の建築に用いられてきました。また、香木や、あまり知られていない効能を持つ精油の原料としても用いられています。

採油方法:水蒸気蒸留

外観 :無色~淡黄色

主成分:αピネン、リモネン、δカジネン

使用方法:アロマテラピー、香水、化粧品

 

 

この連載を紡ぐ人

収穫カレンダーは、世界各地の産地を旅し、
素材と向き合うジャン=クロード・デイム が紡ぐ連載です。


香料開発について問い合わせる