甘くスパイシーな夏の香り
A&P LE JOURNAL JUILLET 2025
本日ご紹介するのは 、ヘリクリサム(イモーテル)です。
あなたの暮らしに喜びをと願いながら、今日も最高の精油探しを続けています。
とうとう本格的な夏がやってきました。夏の暑さの中で出会った心地よい香りは、南フランスを旅した時に出会ったかわいらしい黄色の花畑でした。草のようなグリーンの香りと蜂蜜のような甘い香りは、大地のエネルギーと豊かな自然の恵みを感じました。
HELICHRYSUM/IMMORTELLE(ヘリクリサム/イモーテル)
Helichrysum italicum
科名 : キク科
採油部分 : 花穂
収穫時期 : 6月、7月
イタリアのヘリクリサムや、コルシカ島のイモーテルは、地中海盆地原産の多年草です。イタリカムは、スペイン原産のイモーテルと非常に近縁種で、属も食物学的にも同種です。コルシカ島のイモーテルの花は、カレーに似たほのかなスパイシーな香りを放つことから、「カレープラント」という名が付けられました。灰緑色の葉を持つこの小さな低木は、銀白色の綿毛に覆われています。ヘリクリサム(イモーテル)は、黄金色の花が房状に咲くことで珍重されています。
花は6月と7月に開花すると、手摘みで収穫されます。刈り取った植物は、翌年の再生を促すため、一定の高さに保たれます。摘み取った花は蒸留され、貴重なヘリクリサム(イモーテル)のエッセンシャルオイルが抽出されます。このオイルは、癒しとアンチエイジング効果を持つことから、香水や化粧品に広く使用されています。イモーテル・フランスのエッセンシャルオイルはハーブのようなスパイシーな香りで、イモーテル・バルカンのエッセンシャルオイルは、ややシロップのような香りです。
ヘリクリサム(イモーテル)は、切り取られた後も永遠に咲き続けます。そのため、この植物は、イモーテル(フランス語で「不滅」や「永遠」)と呼ばれています。ヘリクリサム(イモーテル)は、古代から知られており、太陽に捧げられていました。ギリシャ神話では、ミネルヴァとアポロンの像を飾るために、ヘリクリサム(イモーテル)の花で編まれた花輪が使われました。
コルシカ島のヘリクリサム(イモーテル)は、ますます希少になりつつある植物です。地中海沿岸の多くの地域では、種の保存のため野生下で保護されています。この永遠と呼ばれるヘリクリサム(イモーテル)は、の花は、ダバナ、タラゴン、ローマンカモミールといった多くの芳香植物と同様に、キク科に属します。
心地よさとともに、エネルギーを与えてくれる香りです。
採油方法:水蒸気蒸留法
外観 :無色透明~琥珀色の液体
主成分:酢酸ネリル(26~42%)、ガンマクルクメン、ジオン
使用方法:アロマテラピー、香水、化粧品、食品
Jean-Claude DEYME