香り高い真夏のエッセンシャルオイル
A&P LE JOURNAL AOUT 2025
本日ご紹介するのは 、タイムチモールです。
あなたの暮らしに喜びをと願いながら、今日も最高の精油探しを続けています。
南フランスへの旅行中に、枝分かれした木質の茎を持つこの植物を発見しました。葉は小さく、灰緑色をしています。純白の葉が茎を覆っています。生産される精油は、野性味があり、フェノール様で、草本的な香りです。
THYM(タイム/タイムチモール)
Thymus vulgaris L.
科名 : シソ科
採油部分 : 花穂
収穫時期 : 6月、7月、9月
一般的なタイムは、Thymus属の中でも最も香辛料として好まれている種です。その強い香りは地中海料理の特長となっています。タイムは、ローリエとパセリと共に有名なブーケガルニを構成しています。この耐寒性のあるタイムは、分枝した木質の茎を持つ低木状の植物です。香りの良い葉は小さく、灰緑色をしています。葉の側面は巻き込まれており、裏面は綿のような質感です。豊富な開花は春に始まり、秋まで続き、純白から淡い紫色の花が葉のついた枝を覆います。タイムはフランスの南部の広大なガリーグ地帯に自生しています。先駆的な種として、ジュニパーやヒースの生育に適した土壌を準備し、その後、オークのような高木が育つ土壌を整えます。タイムの花付き枝は、6月から7月にかけて手作業または刈り取り機で収穫されます。フランスのタイム(チモール型)は、野性味があり、フェノール系でハーブのような香りのエッセンシャルオイルを生成します。
地中海地方原産のタイムは、古代から香辛料として、または薬用植物として知られていました。エジプト人は、埋葬の宗教儀式においてタイムの精油を使用していました。ギリシャ人は、神々を称えるためにタイムを香として燃やしていました。古代ギリシャでは、タイムはしわの発生を遅らせるための香水や軟膏の製造にも用いられていました。伝説によると、タイムはヘレネ(トロイア戦争の原因となった美貌のギリシャの王女)がパリに誘拐されたことを悲しんで流した涙から生まれたとされています。ヴィーナスに捧げられた植物であるタイムは、生命のエネルギーを宿すと言われています。
採油方法:水蒸気蒸留法
外観 :無色~黄色の液体
主成分:チモール、パラシメン、ガンマテルピネン
使用方法:アロマテラピー、香水、化粧品、食品
Jean-Claude DEYME