自分を大切にしたい時に
A&P LE JOURNAL JUILLET 2024
本日ご紹介するのは 、ラベンダーです。
あなたの暮らしに喜びをと願いながら、今日も最高の精油探しを続けています。
いよいよ本格的な夏の到来ですね。この暑さの中で私は、南フランスを旅した時に辺り一面に広がるラベンダー畑の風景を思い起こしました。深い青紫色をした花の咲くすぐ近くには蒸留工場があり、水蒸気でラベンダー精油が蒸留される様子を見学する機会を得ることができました。
LAVANDE VRAIE(真正ラベンダー)
Lavandula officinalis
科名 : シソ科
採油部分 : 全草
収穫時期 : 7月、8月
ラベンダーは、ミントと同じシソ科の植物です。フランス語では、Lavande vraie(真正ラベンダー)と呼ばれるほか、Lavande officinale(公式のラベンダー)、Lavande femelle(雌のラベンダー)とも呼ばれます。
フランスでは南部の4つの県だけで20,000ヘクタールでラベンダーが栽培されています。山の中腹部に自生する植物で、とくに有名な産地はオートプロヴァンス地方です。ここは世界的にも有名なラベンダーの産地です。
灰色がかった緑の葉が茂る植物の根元から、いくもの茎を空に向かってまっすぐ伸ばし、夏になると香り豊かで鮮やかな青紫色の花を咲かせます。最も精油が豊富に含まれているのは、7月から8月にかけて。この時期に花の咲くラベンダーを刈り取り、余分な水分を蒸発させるために乾燥させてから、採油作業が行われます。乾燥させるために1~2日間放置されますが、このステップは、上質なラベンダー精油を得るために欠かせないものです。
ラベンダーは様々な香水に用いられていますが、その香りは繊細で多面的です。アロマティックノート、素朴な印象、フレッシュ、柑橘類の果皮のような爽やかさ、そしてフルーティノートなど。
古くからラベンダーの精油は、香水やルームフレグランスに使われてきましたが、とくに男性向けの香水に使われてきました。ローズマリーやタイムを織り交ぜてコロンを作ることもできます。ラベンダーはまた、フゼアの香りのアコードを構成する基本的な香料のひとつでもあります。
もともと地中海盆地の北部に自生していたこともあり、2010年以降、ブルガリアでも生産されるようになりました。その他、オーストリアやウクライナでもラベンダーの生産が盛んになり始めています。
ラベンダーの精油は、皮膚の修復作用や消炎作用を持つことで知られています。それのみではなく、防腐作用、鎮痛作用、血圧降下作用、鎮痙作用もあり、眠りを促す効果もあります。そのうえ、心に調和とバランスをもたらし、感情を落ち着かせてくれる精油です。
あなたが自分を大切にする時間を過ごしたいのであれば、ラベンダーの香りをおすすします。
採油方法:水蒸気蒸留法
外観 :無色~薄黄色または薄緑色の液体
主成分:酢酸リナリル、リナロール、β-カリフォレン、テルピネン-4-オール、シスオシメン
使用方法:アロマテラピー、香水、化粧品、食品
Jean-Claude DEYME