春のエッセンシャルオイル

A&P LE JOURNAL MARS 2025

本日ご紹介するのは、ジャスミン・サンバックです。

あなたの暮らしに喜びをと願いながら、今日も最高の精油探しを続けています。春の到来を肌で感じながら、インドネシアへの旅行中のことを思い浮かべています。そこで見つけた甘い香りを放つ白い花をつけた大きなつる植物。この香りのエッセンスを含んだコンクリートを手にすることにより、香水や化粧品に広く使用される茶色の精油が得られます。

JASMINE SAMBAC(ジャスミン・サンバック)

Jasminum sambac

科名:モクセイ科
採油部分 : 花弁
収穫時期 : 3月/4月/5月/6月

ジャスミン・サンバックは長い蔓性の茎を持ち、動物的な香りともいえる強烈な花の香りを放つ肉厚の白い花を咲かせます。夜に花は開き、朝には閉じることから、収穫が行われるのは、香りが最も強くなる夜です。経験豊富な人なら、1日に10,000~15,000本の花を摘み取ることができます。ジャスミン・サンバックは、アジアの伝統や歴史と密接に結びついています。純粋さ、永遠の愛、高貴さの象徴でもあります。同じジャスミンという名前を持つ、より甘くフルーティな香りを持つ、ジャスミン・グランディフロラム(あるいは単にジャスミンと呼びます)と混同しないでください。

ジャスミン・サンバックは、アラビア原産です。1690年にトスカーナ公爵によってインドに持ち込まれたことから、「トスカーナ公爵」ジャスミン、アラビアン・ジャスミンなどとも呼ばれています。その後、南アジア全域に定着しました。

ジャスミン・サンバックは1570年にイタリアのフィレンツェで栽培され、その後グラース地方に広まりましたが、その名残は名前に残されています。様々な呼ばれ方をしていたその名前の多様性は、世界中で絶大な人気があることの反映です。

ジャスミン・サンバックはフィリピンの国章であり、1990年にインドネシアで国民の花に指定されました。フランスや香水の世界では、ジャスミン・サンバックのことを、ジャスミン・ファウル(Jasmin Foul)とも呼んでいます。

 

採油方法:溶媒抽出法

外観 :茶褐色~赤褐色の液体

主成分:αファルネセン、酢酸ベンジル、リナロール、アンスラニル酸メチル

使用方法:フレグランス類、化粧品類

 

 

Jean-Claude DEYME