さわやかな清涼感のある香り

A&P LE JOURNAL AVRIL 2026

本日ご紹介するのは、スペアミントです。

あなたの暮らしに喜びをと願いながら、今日も最高の精油探しを続けています。春の訪れとともにプロヴァンスを訪れた時、鮮やかな緑色のミント畑にライラック色やピンク色の花が咲き乱れている光景を目にしました。このミントの葉は蒸留され、ハーブとメントールを思わせる力強く魅惑的な香りが生まれます。

E.MENTHE VERTE

(スペアミント)

Mentha spicata

科名:シソ科
採油部分 : 葉

スペアミントは、ペパーミントやフィールドミントと並び、精油の香りを得るために蒸留されるミントの一種です。『スペアミント』や『グリーンミント』とも呼ばれ、成長が早く、地下茎を伸ばして増えていく多年草です。濃い緑色の葉はギザギザしており、波打つような形をしています。花穂には、薄紫色やピンク、白の小さな花が咲きます。地上部は刈り取られた後、部分的に乾燥させます。その後、蒸留が行われ、精留を行い、主要な活性化化合物であるカルボンの含有量を調整します。スペアミントの精油は、特徴的なハーブ長で清涼感のある香りを放ちます。

スペアミントはヨーロッパ原産の植物です。アメリカに導入された後、同国の香料・香水業界で、最も重要な精油のひとつになりました。また、中国でも大規模に生産されています。『ミント』という一般名の由来は、ギリシャ神話にさかのぼります。ニンフのミンテは冥界の神ハデスと恋仲にありましたが、正妻であるペルセポネはこれに怒り、ミンテを取るに足らない小さな植物へと変えてしまいました。悲しんだハデスは彼女に強い香りを与えたとされ、その香りは愛の情熱をかき立てる力を持つとも言われています。

採油方法:水蒸気蒸留法

外観 :無色~淡黄色

主成分:ラエボカルボン、リモネン

使用方法:アロマテラピー、香水、化粧品、食品

 

この連載を紡ぐ人

収穫カレンダーは、世界各地の産地を旅し、
素材と向き合うジャン=クロード・デイム が紡ぐ連載です。


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