心地よくさわやかなレモンの香り
A&P LE JOURNAL JUILLET 2026
本日ご紹介するのは、メリッサです。
あなたの暮らしに喜びをと願いながら、今日も最高の精油探しを続けています。ある夏の日、南仏への旅先でこのハーブに出会いました。楕円形の葉からは、爽やかでレモンのような香りが漂います。このエッセンシャルオイルは、植物の地上部を蒸留することで抽出されます。

メリッサ
Melissa officinalis L.
科名:シソ科
採油部分 : 葉
メリッサは耐寒性のある草本植物です。楕円形で縁が波立つような形をしたその葉は、手で揉むと心地よく爽やかなレモンの香りを放ちます。こうした香りの特徴から、「レモンバーム」、「レモンハーブ」、「フレンチティー」、あるいは単に「バーム」といった様々な呼び名で親しまれています。植物の葉から抽出される精油は、フレッシュなハーブの香りを基調としつつ、レモンやシトロネラを思わせる特徴的な香りを漂わせます。開花前の花穂は、植え付けから2年目以降に収穫されます。その後、直射日光を避けて乾燥させてから、蒸留工程に入ります。
レモンバームの葉が持つ効能は、古くから知られていました。民間伝承や伝統医学において重要な位置を占めるこのハーブは、特に「カルメル会のレモンバーム水(オー・ド・メリス・デ・カルム)」でその名を馳せました。裸足カルメル会修道院で製造されたこのレモンバームのエキスは、「太陽王」の宮廷の貴婦人たちに安らぎをもたらし、リシュリュー枢機卿の偏頭痛を和らげたことでも知られています。
採油方法:水蒸気蒸留
外観 :無色~淡黄緑色
主成分:シトラール、β-カリオフィレン、メチルヘプテノン、シトロネラ―ル
使用方法:アロマテラピー、香水、化粧品、食品
