初夏に寄り添うやさしい香り
A&P LE JOURNAL JUIN 2026
本日ご紹介するのは、カモミール・ジャーマンです。
あなたの暮らしに喜びをと願いながら、今日も最高の精油探しを続けています。夏が間近に迫るこの時期にハンガリーを訪れた時、白い花と黄色い中心部を持つこの植物に出会いました。乾燥、蒸留を経て、タバコと干し草の香りが特徴的な精油が抽出されます。

(カモミール・ジャーマン)
Chamomilla recutita
科名:キク科
採油部分 : 花と茎
カモミール・ジャーマン(ブルーカモミールとも呼ばれています)は、芳香のある一年草です。この植物は、垂れ下がった白い舌状花を持つデイジーのような花を咲かせ、中心部には鮮やかな黄色が見えます。『太陽の目』という愛称は、まさに特徴を言い表しています。花は夏から秋にかけて咲き、3月から5月の開花最盛期に収穫されます。収穫された花は乾燥させてから蒸留されます。こうして得られる精油は、ハーブ系の香りに、タバコや干し草のようなドライな香りが加わります。ブルーカモミールは野生種で、ヨーロッパ全土に自生しています。
ハンガリーで広く栽培され、かつては蒸留用にドイツへ輸出されていたブルーカモミールは、「ハンガリーカモミール」や「ジャーマンカモミール」とも呼ばれています。エジプトではファラオ時代から存在し、現在では肥沃な土壌で豊富に栽培されています。
ブルーカモミールに付けられた多くの学名は、カモミール科を取り巻く植物学的な複雑さを反映しています。したがって、Chamomilla recutita は Matricaria recutita および Matricaria chamomillaと同義です。薬用カモミールとみなされているその薬効は、ローマンカモミールと同じですが、より強力です。特に出産を助けるために使用されるジャーマンカモミールは、ラテン語で「子宮」を意味するmatricariaに由来し、これは女性の子宮を表す古代の言葉です。
採油方法:水蒸気蒸留
外観 :緑青色~濃青色
主成分:α-ビサボロールオキシド、トランス-β-ファルネセン、カマズレン
使用方法:アロマテラピー、香水、化粧品、食品
