夏の終わりの精油
A&P LE JOURNAL SEPTEMBRE 2020
本日ご紹介するのは、ペパーミントです。
あなたの暮らしに喜びをと願って、最高の精油を探して日々過ごしています。そんな中、この夏の終わりにご紹介したいと思ったのが、ペパーミントの香りです。これから訪れる秋を待つあなたに、ちょっとした特徴をもつ爽やかなこの香りを。夏から秋へと移ろう季節、いまだ暑さが過ぎ去らず、インディアン・サマーさえやってくるかもしれないこの時期、ミントについてお話ししましょう。
MENTHE POIVREE(ペパーミント)
Mentha × piperita
ペパーミントは多年生の植物で、緑の葉がカーペットのようになって生い茂る、生命力の強い植物です。ギザギザした葉っぱは、芳香分子を含む小さな毛で覆われていて、それを手に取りしわくちゃにすれば、力強いミントの香りが放たれます。花はまっすぐに伸びる茎の上部に咲き、濃い紫色の縞模様。
ペパーミントは、2種類のミントのハイブリットだということをご存知でしたでしょうか? 交配されたのは、ウォーターミント(Mentha aquatica)とスペアミント(Mentha spicata)です。
優れた雑種形成力をもつので、 新しい種類のミントを誕生させるためには、2つの異なるミント植物を並べて植えるだけで十分で、ミントの力によって作り出された無菌の環境で、土の下に伸びる根っこが、いくらでも繁殖を促していきます。
開花期に刈り取られる葉を用いて、水蒸気による蒸留がなされて精油が生産されます。香りはご存知の通りの力強さを持つミント。その香りの強さはまるでペッパーのようにパワフルです。
レモンバーム、タイム、オレガノ、ローズマリー、バジルなど、よく知られたハーブと同じく、ミントはシソ科の植物です。ハッカ属にはいくつかのグループがあり、優しい香りのカルボンミント(ミントクレピュ)、やや柑橘系の香りをもつリナロールミント(ベルガモットミント)、そして強力な香りをもつメンソールミント(ペパーミントや薄荷)、というように分けられます。
ペパーミントの原産はイギリスといわれていています。というのも、ペパーミントのニックネームといえば、「イングリッシュミント」。
現在は、主に米国、そしてインド、ロシアやフランスでも栽培されています。
採油方法:水蒸気蒸留法
外観 :無色から薄緑がかった黄色の液体
主成分:メンソール、メントン
Jean-Claude DEYME