夏の思い出

A&P LE JOURNAL AOUT 2023

本日ご紹介するのは、ジュニパーです。

あなたの暮らしに喜びをと願いながら、今日も最高の精油探しを続けています。夏の香りを思い起こさせるのは、バルカン半島に位置する北マケドニア。ここで私は、ジュニパーが北半球の温帯から寒冷地域に生息する低木であることを知りました。 

ジュニパーは、ヨーロッパに自生しています。実を蒸留すると、松葉の樹脂のような香りのする、ウッディかつバルサミックな香りを持つエッセンシャルオイルが得られます。

 

GENIÈVRE(ジュニパー)

Juniperus communis

科名 : ヒノキ科
採油部分 : 果実
収穫時期 : 89 月

 

ジュニパーの学名 Juniperus は、ラテン語で「子供」または「未経産牛(妊娠ないし出産を経験していない牝牛)」を意味します。これは、「世界にもたらす」を意味する動詞『parereパレ』に由来しています。 

どうやらこの語源は、出産を促すために作られていたジュニパーを原材料とした古代の薬に由来しているようです。伝統的に、ジュニパーは、家から悪霊を追い払い、新婚夫婦を守るという美徳を持つ木としても見なされることがあるため、昔から人々に大切にされている植物です。

 

採油方法:水蒸気蒸留法

外観 :無色~薄黄色の液体

主成分:αピネン、ミルセン、サビネン

使用方法:アロマテラピー、香水、化粧品、食品

 

Jean-Claude DEYME